パフォーマンス レポート
このレポートには Go2Group synapseRT のパフォーマンス ベンチマークの結果が記載されます。レポートにはテスト環境、テスト シナリオ、テスト データ、テスト結果などの情報が含まれます。
目的
テストを実行することで製品のパフォーマンス上のボトルネックを見つけ、パフォーマンス結果を得ることで次のバージョンと比較するためのベンチマークとして使用すること。
対象読者
- synapseRT製品チーム
- synapseRT ユーザー
テスト環境
ハードウェアおよびシステム
OS | Windows 10 Pro 64 ビット |
---|---|
プロセッサ | Intel(R) Xeon(R) CPU E3-1231 v3 @3.40GHz |
CPU コア | 4 |
メモリ | 32.0 GB |
ソフトウェア
JIRA Server | JIRA Core 7.2.3 |
---|---|
synapseRT | V8.5.1 |
データベース | Oracle12c |
ブラウザー | Firefox 47.02 |
テスト データ
Testing_Data_JIRA7.2.3_v8.4.3.1_0104(3000TCs&1000REQs&100TPs_REQHierarchyDone_TC&REQLinkageDone).zip
テスト シナリオ
JIRA は Web ベースのサーバーであるため、パフォーマンス テストは大量のデータを使用したページの読み込み時間に焦点を合わせたものになっています。
大量のデータが用意されている以下のページを開き、ページの読み込み時間を記録します。
- [要件 (Requirements)] ページに移動します。
- [テスト スイート (Test Suites)] ページに移動します。
- [テスト計画 (Test Plans)] ページに移動します。
- [トレーサビリティ (Traceability)] ページに移動します。
- [synapseRT レポート (synapseRT Reports)] ページに移動します。
- 大量のテスト ケースがあるテスト計画にテスト サイクルを追加します。
- 大量のデータがあるテスト計画課題を開きます。
- 大量のテスト ケースがあるテスト サイクル ページを開きます。
- 大量のテスト ケースがあるテスト サイクルを開始します。
- 大量のテスト ケースで "一括操作" を開始します。
- [テスト計画 (Test Plans)]ページ ([未解決計画 (Unresolved Plans)] タブ内) でテスト計画を展開します。
- 大量のテスト ケースをテスト スイートにリンクします。
- [テスト サイクル (Test Cycle)] ページを更新するためにテスト実行ダイアログ ボックスを閉じます。
- ガジェット : [ガジェットの編集 (Edit Gadget)] ページでテスト サイクルを読み込むためのテスト計画を選択します。
- 引き続き JIRA プロジェクトにテスト ケースをインポートします。
- 要件階層セットアップおよびテスト ケースの関連付けのある [要件 (Requirements)] ページから要件階層を展開します。
テスト結果
弊社ではこのベンチマーク テストを数回実行しました。各テストの結果はほぼ同じものでした。結果の一例を以下に示します。
テスト シナリオ | テスト データ | 平均ページ読み込み時間 |
---|---|---|
[要件 (Requirements)] ページに移動する |
| 4.64 秒 |
[テスト スイート (Test Suites)] ページに移動する |
| 2.27 秒 |
[テスト計画 (Test Plans)] ページに移動する |
| 13.22 秒 |
[トレーサビリティ (Traceability)] ページに移動する | プロジェクト サイド バーから [トレーサビリティ (Traceability)] メニューをクリックする | 1.43 秒 |
[synapseRT レポート (synapseRT Reports)] ページに移動する | 1.22 秒 | |
大量のテスト ケースがあるテスト計画にテスト サイクルを追加する | PTA-8100
| 18 秒 |
大量のデータがあるテスト計画課題を開く | PTA-8100
| 5.78 秒 |
大量のテスト ケースがあるテスト サイクル ページを開く | PTA-8100/テスト サイクル 1 (3000 テスト ケース)
| 19.18 秒 |
大量のテスト ケースがあるテスト サイクルを開始する | PTA-8100/テスト サイクル 1 (3000 テスト ケース)
| 50 秒 |
大量のテスト ケースで "一括操作" を開始する | PTA-8100/テスト サイクル 1 (3000 テスト ケース)
| 8 秒 |
[テスト計画 (Test Plans)]ページ ([未解決計画 (Unresolved Plans)] タブ内) でテスト計画を展開する | PTA-8100
| 5.76 秒 |
大量のテスト ケースをテスト スイートにリンクする | [パフォーマンス テスト] テスト スイート 8 (リンク)
| 12 秒 |
[テスト サイクル (Test Cycle)] ページを更新するためにテスト実行ダイアログ ボックスを閉じる | PTA-8100/テスト サイクル 1 (3000 テスト ケース)
| 1 秒未満 |
ガジェット : [ガジェットの編集 (Edit Gadget)] ページでテスト サイクルを読み込むためのテスト計画を選択する | PTA-8100
| 1 秒未満 |
引き続き JIRA プロジェクトにテスト ケースをインポートする |
| 1.) 2 分 50 秒 2.) 3 分 10 秒 3.) 該当なし |
要件階層セットアップおよびテスト ケースの関連付けのある [要件 (Requirements)] ページから要件階層を展開する |
| 1.) [要件 (Requirements)] ページを開く : 4.44 秒 2.) レベル 2 要件を展開する : 434 ミリ秒 |
テストの結論
- 上記のデータは 1 回のテストを実行した結果に基づいています。弊社では複数回テストを実行しましたが、結果はほぼ同じであり、結果を立証したものとなっています。
- 次のステップ : 今後は同じ環境とスクリプトでテストを再実行し、次のバージョンとの比較のためにこのデータを使用します。
- 上記のデータを考慮すると、大量のテスト ケースのインポートには時間がかかっており、今後のリリースではこの面での製品パフォーマンスの改善の必要を感じています。ただし、データの負荷 (大量のデータ) を考えると平均データ負荷を超えており、待機時間はユーザーにとって許容範囲であると思われます。